コレクターの実態(1)
Since 2002/12/12


 
  最近、すごく『グッズ系』の店舗が増えてきました。
  店舗が増えるということはそれ相応の需要がある訳です。
  しかし毎月毎月想像を絶するような種類のグッズが世に送り出される中、
  本当に需要と供給のバランスは取れているのか? これは何もグッズ類に
  限らない。 ゲーム、マンガ、TVアニメ、模型、同人誌、DVD・・・・等々
  いったい年間にどれだけの商品が世に送り出されているのだろうか。
   そして最大の疑問。ユーザーはこれだけの商品の中で自分の欲するものを
  どれだけの時間を費やし、どれだけの情報を収集し、どれだけの金額を掛け、
  どれだけの満足度を持ち、そしてどれだけの『減価償却』が出来ているのだろうか?

   ワタシは本来、『一度火がついたら消すのが大変』な性格です。収集癖も
  全開放してしまうと寝る間を惜しんで金を惜しまない状態になってしまいます。
  でも最近のこのバブル満開のグッズ時代にすっかり意気消沈してしまい、
  パーフェクトに物を集めることの不可能さと、『減価償却』が出来ない自分の
  生活リズムのおかげでなんとか自分をセーブすることが出来てます。

   さて今回はこんなご時世の中、自分の物欲に結構忠実なEさんの部屋を
  訪問する事にしてみました。(公開するのは本人了承済み)



  <某月、某休日・・>

  事前からアポを取っておいたEさんの家はワタシの家から徒歩5分。
  このEさんは普段からワタシによくアニメ、漫画の情報を提供してくれるので、
  時代に疎くなりつつあるワタシには結構貴重な人であったりする。

   早速だけど、部屋に入ってみるかな。


運命のトビラを開ける。


・・・・・・・・・(ぱたん)



  E    「ん? なんで閉じるの?」
  ばるく 「い、いや、、、心の準・・いえ、人様の部屋は緊張しますよね〜!(汗」

   なんかPCの壁紙が
えっちっぽい気がしたんだけど・・・・。と思ってもう一度
  ドアを開けてPC画面を見ると・・・・。


堂々です。 漢と呼ぶべきか?


   E  「この絵さ〜、ちょっと縦横の比率がおかしくない?ちょっと見てよ」
   ばるく 「いや、比率の問題じゃなく・・・・・・・・い、いえ、後でね。」

   いきなりの先制攻撃。ツレを呼んでいてもこの壁紙を恥ずることはありません。
  とりあえず、PCの周りを見渡してみると、

 ちいさなフィギュアがいっぱい。  ※ 拡大出来ます。  PC前は賑やかです。


   既にワタシの家の物量をはるかに上回る品々。この写真では判りにくいかもしれないけど、
  PCラックの上に乗ってる品々は、ちょっとラックにぶつかったらナイアガラの滝状態で
  落ちてきそうなほどである。

   PCラックに気を取られていた所、ワタシとEさん以外の人の影を感じた。
  ふっと後ろを振り返ってみると、



 等身大POPが。


   ばるく  「
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル・・・・・・・。コレ、どうしたんスか・・・?」
   E     「通販で買ったんだよ〜! 限定だったからね!」

   普通、部屋に等身大POPを置くものなのだろうか?夜寝ていて良い夢が見れるのか?
  ワタシは落ち着かないと思うんだけど・・・。


   ばるく  「そ、そういえばEさんはトレカも集めてますよね?」
   E  「お? そうそう!あるで〜〜♪ オレの
血と涙の努力を見てくれ!!」

   とおもむろに1冊のアルバムを取り出してきます。 どれどれ・・・?


 こみパのトレカですね。

   ふんふん、よく集めてるなあ。 これって全部そろえるの大変だろうに。運もいるしな・・。
  ・・・・・・・・・・・おや?  な、なんか目が疲れてきたのかな・・・・??


気のせいか。。金額が。(拡大)


   
・・・・・!?  何? この金額は!?  テレカでもない只のトレカなのに?

   E 「いやー、なかなか
箱買いしても出ないからさ〜、ショップで買っちゃった!
      コンプリートせなあかんやろ?やっぱり!!」

   ああ、、、なぜそこまで笑顔で言い切れるんだヨ・・・・?んでもって誰だよ!
   こんな付加価値をつけた人は!!
   ホント、絶妙な金額をつけてますよね。物欲の足元見てるんでしょうか・・?
   そしてしっかりとEさんを躍らせてるし・・・。


     それにしても軽〜く部屋を見渡してみると、


ゲームをやらないのにしっかりと
メジャー所を抑えてます。
大きいテレビです。
ん?上にあるのは・?
 なぜか鹿さんです。
 埃まみれです。


   なんかもう、統一性が全くありません。一番違和感の無いハズの鹿さんが
  
異常に浮きだって見えます。


   さて、次回は引き続き『コレクターの実態(2)』をお送りします。
  はっきり言って、今回の紹介はジャブです。幕下です。2軍です。
  次回はさらにディープに社会人コレクターの本領をお見せします。